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リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

読みました。実例に沿って、学べる良書。 

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

 

 以下、個人的なメモ。

★頻繁なリリースの重要性

ある程度のコストはかかるが、リリースしてこそニーズとマッチしていたのかどうか、気がつくことができる。リリースの間隔があくほどバグや思い込みが埋め込まれる機会も増える。小さく頻繁を繰り返すのがいい

 

★カンバンを進める上でのポイント

キューの数を制限するのが大切。次のプロセスへの負荷的な意味でも重要(いっきに、前のプロセスから仕事がやってきたら、たぶん回らない)

WIP(Work in Progress:作業中)のタスクの数を制限するためには、ときどきいつもと違う作業をメンバーにはやってもらう必要がでてくる。例えば、新しい機能を開発する代わりに、テストしてもらうとか。この部分がもしかしたら現場との意識の差がでるかもしれない。でも、カンバンはチームのものだから、そういう意識を根付かせるための良い機会にもなるかもしれない。

 

★プロセスメトリクス

・ベロシティ一週間に開発した機能の数

・サイクルタイム1機能の開発にかかった週

 

ストーリーポイントじゃなくて機能の数をつかうのは、実際はそのストーリーポイントには50%程度の見積もり誤差があったりしたため、うまく使えない場合もあるから。この点に関しては、チームやプロジェクトによりケースバイケースかも。

・累積フロー図

・プロセスサイクル効率=作業日数/経過日数