KANBANに関するメモ
KANBANにについて
- 作業の流れを見える化すること(作業を分割してカードにして壁に張る、枠に名前をつけてそれぞれの状態を見える化すること)
- WIP(work in progress)を制限(各ワークフローにおいて進行中にできる作業の数を明確に制限)
- リードタイム(ひとつのToDoを完了するまでの平均時間。時々、サイクルタイムとも呼ばれる)を測る
- 「かんばんが少なくても決めていることは、ワークフローは見えているべきで、WIPは制限されるべきだということだ」
- かんばん は役割については規定していない(スクラムよりも規定が少ない・・)
- スクラムはタイムボックス型のイテレーションを基盤にする
- KANBANは「累積フロー図」を使ったりする
何で制限したいのか?
- スクラムのWIP はある期間内に制限される。
- KANBANのWIP は仕事の状態により制限される。
- →予測ができるリードタイムがあれば私たちはSLA(service-level agreements:サービス内容合意書)への合意や現実的なリリース計画を作成できる。
どちらも経験に基づく
→だから、試そう
スクラムは優先順位付けされたバックログを規定
- KANBANボードの左端の列は、スクラムのプロダクトバックログと同じ目的でいつも埋まっている。
- 優先順位付けされた一覧であろうとなかろうと、チームが最初にやるタスクはなんらかのルールが決められていることが必要だ
スクラムボード vs KANBAN
Scrum
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KANBAN
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---|---|
タイムボックス型のイテレーションを規定 | タイムボックス型のイテレーションはオプション. |
計画のためのケイデンスとリリースプロセス改善を分ける事ができる。 | タイムボックスではなくイベントドリブンも可 |
チームは 特定の期間をイテレーションとして、やることをコミットする。 | コミットメントはオプション。 |
ベロシティを計画やプロセス改善のための標準の指標として使う。 | リードタイムを計画やプロセス改善のための標準の指標として使う。 |
クロスファンクショナルチームを規定 | クロスファンクショナルチームはオプション。専門家チームでもいい。 |
タスクは分割されていなければならない。 1 スプリントで完了できる大きさでなければならない。 |
特定のサイズが規定されているわけではない。 |
バーンダウンチャートを規定 | 特定の図が規定されているわけではない。 |
WIP の制限が間接的 (スプリントに対して) | WIP の制限が直接的(ワークフローに対して) |
見積もりを規定 実施中のイテレーションにタスクは追加できない |
見積もりはオプション 余裕があれば新しいアイテムを追加できる |
スプリントバックログは特定のチームが所有 | かんばんボードは複数のチー ムや個人で共有できる |
3 つのロールの規定(PO/SM/Team) | ロールは規定されていない |
スプリントごとにスクラムボードはリセットされる | かんばんボードは永続的 |
優先度付けされたプロダクトバックログを規定 | 優先度はオプション |
KANBANその他メモ
- 1時間以上のタスクのみボードにのせる(それ以下のものはホワイトノイズとした)
- KANBANの成果の多くは、直観に反していました。WIP (Work-in-progress:進行中(を制限して、作業を引っ張るようなとても機械的なアプローチに見えたことが、実際のところ、人々やどのようにお互いに反?して協力するかということに深く影響を与えています。